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(2019年7月からスタート)預貯金の払戻制度とは?

2019年5月31日

・  現状の問題

葬式費用や入院費が高額になることも少なくなく、親族がその支払いを立て替えられるのか、またそれを後で他の親族との間できちんと精算できるのかを心配されることがあります。また、普段夫婦の生活費をご主人の口座から引き出されていた場合にはご主人が亡くなると残された奥様は当面の生活費が不安になります。

亡くなった方の預金口座は凍結されてしまい、現在の法律では相続人全員の同意がないと引き出すことができません。


・  払戻制度の内容

今回約40ぶりの民法の改正で預貯金の払戻制度ができました。具体的には、次の式で計算した金額までは、他の相続人の同意がなくても相続人が単独で引き出せるようになります。


【計算式】払戻可能額=「亡くなった時の預貯金残高×1/3×法定相続分」(上限150万円)


この制度は2019年7月1日から使えます。なお、引き出した金額は、その相続人が遺産の一部を分割で取得したものとみなされます。そのため、その分は遺産分割をした時に相続財産から控除されます。


・  注意点など

単独で払戻しをすることができる金額は口座ごとに計算をしますので、複数の金融機関の口座から仮払いをする場合には金融機関ごとに計算してそれぞれの金融機関の窓口で手続きをします。ただし、同じ金融機関に複数の口座があるときはそれらを合計してから計算します。

一方、この制度を使うと単純相続したこと(プラスの財産もマイナスの財産も引き継ぐこと)になります。そのため、後日財産以上の多額の借金が見つかった場合でも相続の放棄ができません。

その他、上記の金額以上に引き出すためには、家庭裁判所に申し立てをして仮払いを認めてもらう制度がありますが、この制度と比べて時間もコストがかかりますし、仮払いを受ける理由を求められます。


この払戻制度は2019年6月以前に亡くなった場合であっても7月1日以降に手続きをすれば使えます。制度はまだスタートする前ですが、もしものときに備えて知識を増やしておいていただければと思います。

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