![写真:OAG [ チーム相続 ] 座談会](images/si03_ph01.jpg)
奥田:毎日のように相続税の申告書をつくっていますが、相続税の申告って、なにが難しいと思いますか?
君島:相続の申告は、仮に10人の税理士に依頼すると10通りの申告書が出てくるといっても過言じゃないですよね。色々な考え方、とらえ方があって。
中村:多分それが実態なんじゃないかな。どの申告が正しくて、どの申告が間違っているといったものじゃないと思うけど・・・。それくらい、申告作業の中心となる財産評価についての考え方に幅があるからでしょうね。
林(由):確かに、土地の評価なんかはいろいろな 都市計画などの制限があったりするから、精密 におこなえばおこなうほど、評価がさがるケース は多いですね。路線価に地積を掛けておしまい なら簡単だけど、そんなわけにはいかない。
奥田:相続税法、通達、国税庁からの情報と判断する材料はいくつもあるけど、実際に実務をおこなうと判断が難しいのも多くある。
下見:迷うときは、裁決や判例も参考になりますね。最近、納税者が勝っているものも増えてきたし・・・。
飛田:判断によって、非常に大きな税額の差がでるような場合は、課税当局に事前照会することもありえますね。その場合、やはりこちらの主張の根拠をできるだけ明確にすることが必要だと思います。
君島:そのようなケースは、税務調査の対応にもいえますね。言葉だけだと、なかなかこちらの意図が伝わらないこともあるし。手間はかかるけど絶対必要ですね。
中村:こちらの主張が認められるか、認められないかで、結果的に相続人の方の税額がぜんぜん違ってきてしまったりするわけだから大切ですね。
奥田:遺産の分割協議も大変ですよね。
林(由):相続人の間の意見を調整するのは至難のわざといってもいいかもしれません。
林(多):確かに全く問題なく終わるのは少ない感じがします。割合的には相続件数全体の2割程度でしょうか。
林(由):実感とするとその程度でしょう。一歩ひいて全体をよく見られる方がいると、わりにすんなりまとまるケースが多いですね。
下見:多少なりとも互いに譲歩する姿勢があるとうまくいきやすいですね。
奥田:よい申告書という表現もへんかもしれないけど、正確でお客様のためになる申告書をつくるためには何が必要なんだろう。
上野:誤りを防ぐには、第三者の目でチエックしてもらうのが一番だと思います。自分で、気がついているようで気がつかないこともあるし。
奥田:われわれの場合、担当者とは別にチエック者が2人いるから、その点は安心かな。
林(多):安心というより、担当者にとっては厳しい試練かも?
君島:でも、スタッフが多いと困った案件で相談しても、色々な意見が聞けるからよいですね。その中で一番よいのを選択できる。
上野:色々情報は氾濫していますが、その中で必要な情報を取り出して、実務に生かすのが重要だと思います。そんな時、一緒に考えてくれる人が多いというのは心強いですね。
林(多):相続の仕事って、相続税だけでなく民法、借地借家法、建築基準法、都市計画法といった周辺の知識もほんとに必要ですね。
飛田:そう、不可欠ですね。それらがわからないと判断を誤るケースも多いと思う。
下見:企業オーナーの相続や事業承継を考える時には、会社法も欠かせないですね。
中村:単なる知識や情報はたくさんあるけど、相続の仕事をする上で大切なのは、知識やノウハウや経験をうまく組み合わせて、お客さまの要望にこたえていくことでしょう。つまり知恵ということでしょうか。
奥田:知識だけでもだめ、経験だけでもだめ、それらをうまく融合して自由に使える知恵を持つといったことだと思います。








![OAG[チーム相続]座談会:「お客さまにとってベストな申告のために」](images/si03_h01.gif)


![OAG[チーム相続]](images/header_logo.gif)